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2010年09月16日

本当の年金問題

こんばんは。

今週は藤原が老後生活について書いております。



生きている限り働いて、それで得たお金で生活する。
日本人の多くがそのような人生観に共感することができれば、年金問題などは解決するというよりなかったことになるのですが・・・


メディアの情報を見ていると『○○して欲しい』というコメントが多すぎますもんね。
『○○してあげたい』という考えは、今の日本にとってはマイノリティーなのかもしれません。


でもだからこそ家計の運営がより複雑になってしまいます。

私たちFPが一般的な家計のコンサルティングを行う場合、ようは一生お金が足りるか?、ある買い物に対してお金が足りるか?ということを試算します。

足りない場合は、何らかの方法で貯蓄を・・・というアドバイスになるわけですが、この貯蓄というものの存在が、果たして良いものなのか悪いものなのか・・・

この問いに対して、私は常に悩んでいるのです。


個人のライフプランを叶えるために、貯蓄は必要です。

ただそれは、今の日本の制度では必要だというだけの理由で必要になってしまうのです。


経済にとっては、貯蓄というものは決してプラスとは言い切れないものです。


人々が100という消費を行ったとします。

その結果、Aさんが100という所得を得ることになります。

そのAさんが100の所得のうち20を貯蓄したとすると、次の消費に回るのは80になります。


つまりお金の流れを和と差だけで表すと、貯蓄とは経済にとってマイナスの効果を持つよいうことです。

ですから、貯蓄から発生する消費と、経済の成長(=お金の流通総量が増えること)が必要になるのですが、日本においては、貯蓄がある位置で硬直してしまっているような状態です。

それは、国民金融資産の70%以上を65歳以上の世帯が保有しているという状態のことです。


貯蓄とは、一般的に大型支出の発生によって支出へ流れます。

一般的なライフプランの中での大型支出とは、結婚、住宅、教育の3大支出と、クルマなどの大型耐久消費財への支出です。
そしてこのような支出を必要とする世代は、決して60代以降の世代ではないのです。


しかし、将来不安が存在すると、労働収入を持たない60代以降の世代は貯蓄をなかなか放出しません。よって現役世代と呼ばせる世帯の家計に循環するお金の流通量が不足気味になってしまうのです。

もし日本人の平均寿命が、あと15年短ければ・・・

相続によって上手く循環するはずのなのですが・・・いや、かつてはその通りに循環していたのですが・・・


だからやはり、個人の家計運営のみならず、経済全体にとっても、公的年金制度や定年退職と退職金などというものはよろしくないものなのかもしれない、と私は思います。


本当の年金問題とは、制度の良し悪しではなく、制度の存在自体のことなのかもしれません。


どう思われるかは、あなた次第です(都市伝説ぽく♪)
posted by TEC at 22:28| Comment(9) | TrackBack(0) | FP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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